Jackeryのポータブル電源を買おうとしている
ポータブル電源の寿命を知る方法はあるの?
高い買い物のため、できれば長く使いたい
という人のために、
Jackeryポータブル電源の寿命を知る・延ばす方法を紹介します!
前もって寿命を把握し、寿命を延ばす方法がわかれば、迷っている人でも購入に踏み切れますよ。
- Jackeryのポータブル電源|寿命がきても使えるの?
- Jackeryのポータブル電源|寿命を知るには?
- Jackeryのポータブル電源|寿命を延ばして使うには?
- Jackeryのポータブル電源を賢く使って寿命を延ばそう!
Jackeryのポータブル電源|寿命がきても使えるの?
使えます。
おおよそのサイクル数に達していても、使用は続けられますよ。
ただし、充電できる容量が減ります。
Jackeryのポータブル電源では、70~80%の容量を保証。
使用できる電力が減るものの、すぐに使えなくなるわけではありませんよ。
Jackeryのポータブル電源|寿命を知るには?
以下の点を把握しておくと、どのくらいで寿命に達するかがわかります。
- サイクル数
- 蓄電容量
- 電池の種類
チェック項目①|サイクル数
サイクル数は、充電と放電を繰り返せる回数です。
サイクル数のカウント基準は、充電を0→100%にしてから充電を0%にするまで。
0%になる前に充電した場合は?
途中で充電した電力は無視して構いません。
理由は、定格容量まで充電を使い切ったかどうかで、1カウントに数えられるため。
1サイクルの例|定格容量が1000Whの場合
定格容量が1000Whの場合、満充電から0までの間に300Whを使うと、1カウントまでは残り700Wh。
残りの700Whを使い切ると、1サイクルに達します。
1000Whを使い切る前に、充電した分は無視してください。
Jackeryのポータブル電源|サイクル数の比較
サイクル数は製品ごとに違います。
ポータブル電源を頻繁に使うのであれば、サイクル数の多いタイプを選ぶようにしましょう。
ポータブル電源の種類 |
サイクル回数 |
4,000 |
|
3,000 |
|
2,000 |
|
1,000 |
|
1500 |
500 |
チェック項目②|蓄電容量
どのくらいの電力を蓄えられるのかを把握しておくこと。
たくさんの電力を蓄えられるタイプほど、1サイクルの間隔を延ばせますよ。
ポータブル電源の種類 |
蓄電容量(WH) |
3024 |
|
2160 |
|
2042.8 |
|
1534 |
|
1512 |
|
1264.64 |
|
1070 |
|
1002 |
|
1002 |
|
708 |
|
632.3 |
|
403 |
|
288 |
|
256 |
|
241.9 |
|
114.7 |
チェック小目③|電池の種類
バッテリーに使われる電池の種類もチェックするポイント。
ポータブル電源の種類 |
電池の種類 |
リン酸鉄リチウムイオン電池 |
|
リン酸鉄リチウムイオン電池とリチウムイオン電池の違い
大きな違いは、寿命の長さ。
バッテリーの正極に使われる物質の違いによって、寿命の長さに差が生じています。
バッテリーの正極に使われる物資は、
です。
物質特性はリン酸鉄リチウムの方が安定しているため、リン酸鉄リチウムイオン電池の方が寿命が長く、サイクル数も多いといえますね。
ポータブル電源を長く使いたいなら、リン酸鉄リチウムイオン電池のタイプを選ぶようにしましょう。
Jackeryのポータブル電源|寿命を延ばして使うには?
以下の点を把握しておくと、ポータブル電源の寿命を延ばせますよ。
- 温度
- 充電の仕方
- 使い方
- バッテリー残量の確認
チェック項目①|温度
使う・充電する・保管する場所の温度が重要。
- 使う・保管する場所の温度は、-10℃~40℃ほど
- 充電する場所の温度は、0℃~40℃ほど
としています。
そのため、正常に動く温度よりも高い・低い環境で使ってしまうと、バッテリーの劣化を招く可能性があるでしょう。
高温に強いポータブル電源
Jackeryのポータブル電源のなかには、平均よりも高い温度での利用に対応している製品があります。
ポータブル電源 | 充電する場所の温度 | 使う場所の温度 | 保管する場所の温度 |
2000 Plus | 0~45℃ | -10~45℃ |
年間0~25℃ 3カ月0~45℃ 1カ月-20~45℃ |
1000 Plus | |||
600 Plus |
低温に強いポータブル電源
ポータブル電源を低い温度で使う・保管するなら、こちらのタイプが適していますよ。
ポータブル電源 | 充電する場所の温度 | 使う場所の温度 | 保管する場所の温度 |
3000 Pro | 0~40℃ | -20~40℃ |
年間-20~25℃ 3カ月-20~45℃ 1カ月-20~60℃ |
出典:Jackery ポータブル電源 3000 Pro|超大容量で高速充電対応 – Jackery Japan
チェック項目②|充電の仕方
Jackeryのポータブル電源を充電する際は、以下の点に注意しましょう。
- 充電量は80%に留める
- 細かく充電するのを控える
- 緊急充電モードの利用を控える
- 給電時の充電を控える
充電量は80%に留める
100%まで充電するとバッテリーの劣化につながります。
過充電を防ぐ保護機能がついていても、充電しつづけるとバッテリーが劣化するため、充電量は80%に留めてください。
細かく充電するのを控える
理由は、バッテリーの寿命を縮めるため。
1回でたっぷりと充電し、充電量が十分に減ってから、再度充電すると、寿命を延ばせるでしょう。
緊急充電モードの利用を控える
ポータブル電源の種類によっては、短時間で充電ができる緊急充電モードの機能がついています。
緊急充電モードでは最短1時間での充電が可能ですが、ポータブル電源は通常の速度で充電するように設計されています。
そのため、頻繁な緊急充電はバッテリーを衰えさせるといえるでしょう。
給電時の充電を避ける
パススルー(つないだデバイスに給電しながらバッテリーに充電できる)対応の機器では、給電時の充電に注意を。
理由は、充電と放電の繰り返しでバッテリーに負荷がかかるため。
とはいえ、いつもパススルーを利用しないのであれば、それほど気にする必要はないでしょう。
製品のなかには、給電中の充電でもバッテリーへの負荷を抑えられるような機能を備えています。
給電中の充電でもバッテリー負荷を抑えられるポータブル電源
チェック項目③|使い方
-
つなぐ機器の消費電力を把握して使う
-
定格出力を超えて使用しない
つなぐ機器の消費電力を把握して使う
消費電力の大きい機器をつなぐと、バッテリー容量の減りが早く、すぐに1サイクルに達してしまいます。
1サイクルに達するのが早ければ、その分ポータブル電源の寿命が早く訪れますね。
そのため、ポータブル電源の寿命を延ばすなら、つなぐ機器の消費電力も考慮した利用をおすすめします。
定格出力を超えて使用しない
ポータブル電源には、出力できる電力が決められています。
定格出力を超えて電力を供給すると、安定して電力を供給できず、機器の故障につながる可能性がありますよ。
製品ごとの定格出力
ポータブル電源の種類 |
定格出力 |
瞬間最大出力 |
3000W |
6000W |
|
2200W |
4400W |
|
3000W |
6000W |
|
1800W |
3600W |
|
1800W |
3600W |
|
2000W |
4000W |
|
1500W |
3000W |
|
1000W |
2000W |
|
1000W |
2000W |
|
500W |
500W |
|
800W |
1600W |
|
200W |
200W |
|
300W |
600W |
|
300W |
600W |
|
200W |
400W |
|
128W |
128w |
瞬間最大出力とは?
電化製品を動かすときに使用する電力のこと。
電源入力にかかる電力といえば、理解しやすいでしょう。
冷蔵庫などに代表される家電は電源入力にたくさんの電力を必要とするため、定格出力はもちろん、瞬間最大出力も調べておくようにしましょう。
チェック項目④|バッテリー残量の確認
バッテリーの残量が0の場合、過放電の状態に陥ります。
電力がない状態からの放電により、バッテリーの劣化を早める恐れがあるでしょう。
そのため、長い期間使わない場合には、60~80%ほどの電力が残っている状態を維持してください。
アプリでバッテリー残量を確認できるポータブル電源
スマートフォンのアプリからバッテリーの残量を確かめられる製品があります。
これなら保管場所に移動することなく、バッテリーの残量をチェックできますね。
自然放電を抑えてくれるポータブル電源
Jackeryのポータブル電源には、すべての機種に自然放電を抑える機能がついています。
しかし、上記の機種については、自然放電をさらに抑える「超ロングスタンバイモード」を搭載。
電源を切った状態を長く続けても、バッテリーの劣化を抑えながらポータブル電源を保管できるようにしています。
出典:Jackery ポータブル電源 2000 Plus|リン酸鉄 10年以上の長寿命 – Jackery Japan
Jackeryのポータブル電源を賢く使って寿命を延ばそう!
ポータブル電源の価格は、高く設定されています。
奮発して購入したのなら、より一層長く使いたいと思うでしょう。
製品ごとの違いを把握しつつ、温度・使い方・充電の仕方などにも気を使うと、ポータブル電源の寿命を延ばせますよ。
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